2013WBCにおいて日本代表が準決勝進出をグループ一位でものにした。
久しぶりにテレビで野球観戦を楽しんでいる。マエケンを筆頭に日本の誇る先発投手の素晴らしさには、
頭がさがる思いである。
アメリカでは、遠慮なく先発投手の継投で、3連覇を狙って欲しいと思う。
今回の長時間にわたる連戦を、
CMの間にリビングを離れて煙草は吸うものの、
始めから最後まで楽しんでいられたのは、試合内容はもちろんだが、
解説者である桑田真澄さんの話す内容と話し方にあったような気がしている。
百戦錬磨の大投手の経験と知識と勘を、うまく盛り込みつつも、
実際に録画で見るであろう選手達にも向けてると思える様な
細かいテクニックまで網羅しながら、わかりやすく、静かに話す内容が
とても心地よくてテレビに釘付けになっていた。
1998年あたりに、月刊誌「ギリー」の連載で、桑田さんにお会いした。
もちろん、野球取材やキャンプなどで拝見していたことはあったが、
スーツ姿の桑田さんは初めてだった。
マスコミで野球以外のことで騒がれたりしていたにも関わらず、
とても柔らかいお人柄で、狭い部屋での撮影だったが、
気持ちよく撮らせて頂く事が出来た。
顔を知らなければ、ワインが大好きで、野球選手にしては珍しく
当時としてはタイトにスーツを着こなす彼を、
誰も大投手であるとは思えないのではないかと思える様な、静かな紳士だった。
Hasselblad 500CM 100mm TRY-X |
現在は野球解説者という肩書きだが、
日米での経験と、本音の野球理論をもとに、
桑田さんこそが代表監督に相応しいと思っているのは私だけだろうか?
引退して後、早稲田大学を野球の論文で主席で卒業した方の
「野球道」は絶対に現場で伝承するべきである。
まずは来週18日、朝から大声を出して日本代表の応援をしようと思っている。
国外に出ていない日本の投手陣の凄さに世界が震撼するのが楽しみである。