9.23.2013

秋は、夕暮れ。

(写真クリックで大きくなります)
2013/9/17

2013/9/18

2013/9/21

2013/9/21

2013/9/22

2013/9/23

2013/9/23
2013/10/8

9.08.2013

ICHIRO

一週間ぶりに東京に戻ったら雑誌ナンバーが届いていた。
イチロー選手の4000本安打記念特集号である。

約一ヶ月前にナンバー編集部から電話が入った。
電話の向こうから「イチロー」と聞こえた瞬間、
NYに延泊して、誰に会って、どこで何を飲み、
何を食うかまで妄想してしまったが
今回はなんとイチロー選手の野球道具を
国内で撮影するというミッションだった。

1997年の ナンバーのイチロー特集415号で、
表紙、リード見開き、本文、電車内中吊りの撮影を
担当させて頂き、雑誌でもこんなにギャラが
頂けるのかと驚いたのは懐かしい。

1997 415号 ジャイアンツに移籍したばかりの清原選手とのツーショットを狙うミッション


宮古島のキャンプ地で間近に見たイチロー選手は
とてもセクシーだった。
その頃は、野球選手と言えば巨大な体で
どこか「重い」印象を持っていたが、
イチロー選手の、ライトに向かう軽快な足取りや、
飛球をロックオンしながらの走り出し、
バットを構える時の集中の仕方、
ゆっくりと丁寧にボールをまわす投球フォームなどを見ていると、
白いボディコンシャスなユニフォームも相まって、
まるでバレエのダンサーのようだった。
スタジオでモデルを撮ることと、
競技場でアスリートを撮ることが、
自分の中で等価になった瞬間だったと思っている。

1997 415号 キャンプ時にベンチにて、珍しく汗を感じる写真を撮ることが出来た。

左:1997 415号 右:現在発売中 836号
 

それからはや16年、
今回のブツ撮りは、SIGMA DP2 Merrillを手持ちで行った。
最近、このカメラで撮影している花や虫の写真を見て、
革や布の独特の質感描写に相応しく、
今回の撮影状況にも対応できると判断したからである。
気分的には、手持ち360ミリ付き8×10だと思っている。
イチロー選手の「靴」「グローブ」「バット」の3枚、
坊主頭になった彼の野球道を表現すべく超ミニマムモノクロとした。
ナンバー 836号 「イチロー不滅の4000本」特集 発売中!

 近頃は、イチロー道を極めつつあるオーラさえ感じてしまう。
坊主頭のイチロー選手のポートレートは
是非撮りたいと思っている。


そんなイチロー選手が、将来VIPで招待されるかもしれない
2020年の東京オリンピック開催が決まったようだ。
この国の総理大臣が全世界に向けて、
今も未来も放射能は問題ない。
責任を持って解決する、
という内容をニコニコしながらあっさり宣言してしまった。
会期が近づけば、選手サイドもしくは国単位で、
原子力村の手が届かないところで
放射能に関する検査がいろいろと行われることになるだろう。
命を削って長年頑張った選手達に、
放射能が原因でボイコットさせる事だけは回避しなければならない。

東京オリンピック前に、福島原発事故に対する世界からの
ほんとうの審判が下されることになるだろう。

そして、全世界が注目する開会式において、
日本が、脱原発と平和主義を、
胸を張って世界に叫ぶ時代になっていて欲しいと
心から願っている。


9.06.2013

とんぼ


散歩中にこの写真を小さなカメラ(SIGMA DP2 Merrill)で
撮ったときに、八ヶ岳のとんぼは東京に比べて逃げない?気がしていた。

昨日の夕方、さっそくとんぼの様子を見る為に散歩に行って、
指にとまらせようとしたらあっけなく成功した。


この動画は指にとまってるところを写真に収めたのち、
一旦飛び上がったものの、頭上にホバリングしていたので、
まさかと思って指を高く掲げたら
なんともう一度指にとまった時のものである。
その直後に強烈に赤い顔をした別の赤とんぼを撮ることが出来た。



 そんなわけで、八ヶ岳のとんぼに嫌われていない気がしたので、
今日、午前と午後に約一時間ずつ、NikonD800Eにリングストロボを付けて
本気の散歩をしてみた。


レンズはチューブを付けるので絞り環が必要なこともあり
SIGMAの100ミリマクロ+チューブ3連。
データは全て1/250s f11(絞り環目盛り)ISO100
(機械式絞りこみなので11までしか連動しない)
一年前からNikonさんには、
CANONのMPマクロに匹敵するマクロレンズを
開発して欲しいと伝えてはいるが
いまだにマニュアルフォーカスで我慢している。
ニコンの高度なAFシステムをマクロ撮影においてフルに使う事が出来たら、
格段に歩留まりがよくなるだろう。
フィールドでは、風や虫の動きと格闘しながら
害虫や蛇の心配もしなくてはならない。
一般的な写真においては、簡単便利はあまりいいことだとは思っていないが
等倍以上のマクロの世界に関しては、
少しでも便利であることがとても重要だと思っている。
 世界中の虫フリークもきっと待ち望んでいるはずである。