4.16.2012

多摩動物公園

先週、ようやく新しいカメラが手に入ったので多摩動物公園に行った。
随分前にイオスの5Dを買って、いよいよ本格的にデジタルを導入する時に
上野動物園に行って以来、ちゃんとカメラのテストをするのは動物園がお気に入りである。

多摩動物公園は初めて訪れたが、上野に比べてガラス越し率が低くて
カメラのテストにはもってこいだった。
アップダウンが激しいので、かなりしんどかったが、桜吹雪のおかげで
いい気分転換もしながら、まるまる5時間カメラ小僧になって楽しむことができた。

本題のカメラについては、かなり気に入ってしまった。
予想通りの素晴らしい写りだった。
吸い込まれるような不思議な質感が感じられる。
ブレに関しては最低でも250分の1はキープしないとぶれることがある。
絞りは質感を出したいこともあるが、それぞれのレンズの最も美味しい絞りを
固定で使うくらいのほうが、間違いなく結果がいいことがわかった。
バッテリーも余裕で1200枚は撮れるし、
絵的にはもちろんかなわないが、ハッセルHではオープンでレンズを交換するのも
嫌になるくらいセンサーのゴミが気になるが、
センサーのクリーニング機能もかなり効いているようである。
被写体を問わずいかにブレを避けて、そのなんともいえない凝縮感のある絵をものにするかが
しばらくの楽しみになりそうである。
おそらく、このカメラだとスタジオでの激しい動きの撮影では
ストロボの発光中のブレが見えるだろう。
デジタルバックを使い始めた頃、普通の大型ストロボでは動きが止まらず困ったことがあったが、
ブロンカラーをなるべく弱く使って、光スレーブをオフにして、ブロンカラー純正の赤外スレーブで
一斉発光させることで、その問題は解消した。
このくらいの画素数になると、35デジタルといえども、データのハンドリングも含めて
それなりの機材を揃えないとその真価を発揮できないだろうということも実感できた。

シグマの新しいメリルシリーズも気にはなるが、安心感のあるニコンボディーで
このくらいの絵が出てくるのであれば、シグマは悩まずにコンパクトタイプにしようかと思える。

柔らかさとシャープネスの混ざり合う不思議な凝縮感
70-200ズーム+2倍テレコン
(クリックで拡大)
↑上の写真を目元の等倍表示にしたもの
35デジタルのスナップで自然光でここまでまつ毛が解像するのはやはり素直に嬉しい
(クリックで拡大)
つぎは、いよいよ最高の解像度を持つと信じて購入したマクロプラナー50ミリのテストである。
なにか、いい被写体を閃いたら撮ってみようと思っている。
参考にしたレンズの解像度比較ページ

フェイスブックのトップページ用にと思いながら
トリミングしてみた多摩の動物達の写真。
フェイスブックだと変なところに自分の顔写真がくるので、なんとも収まりが悪かった。
上野に比べたら、元気そうな動物が多かった気がした。
(もちろん目つきはどこの動物園も微妙だが・・)
平日の人が少ない時は、ほぼ独り占めで動物達と対峙できるとても素晴らしい動物園だった。
入園して初めの「蝶の森」では信じられないほどの数の蝶が歓迎してくれる。
暑くなる前に、スニーカーを履いて荷物は少なめで、是非!