3.26.2014

軌跡

NikonのWEBサイトで
インタビューと作品を御紹介頂く機会に恵まれた。

軌跡  http://www.nikon-image.com/enjoy/gallery/kiseki/

気がつけば50年も生きてきた。
本当の年齢をカミングアウトすると、
いまだに信じてもらえない見た目若造だが、
これからどんな軌跡を描く事になるか、
そしてどんな写真道を歩むことになるのか、
人生の締め切りがあるのなら少し知っておきたいなとも思う。

3.11以降、日本だけでなく世界中で
それまでは気がつかなかった『悪のようなもの』が
どんどん感じられるようになり、
増殖している気配すら感じるこれからの時代、
自分の中にあるはずの『答え』を探しながら、
つつましくとも時々笑顔で生きていけたらと思う。

富士山(山梨側)Nikon D800E 70~200+2倍テレコン f16 1/25s ISO100

3.23.2014

八ヶ岳美女伝説



むかしむかしあるところに、
お八とお富士というそれはそれは美しい二人の乙女がいたそうじゃ
あるとき、二人はどちらがより美しいか
言い争いになり大喧嘩をしたそうじゃ

すねたお八は、いつまでも仰向けに寝転がってたそうじゃ

いまでも冬になって雪が降るとお八が姿を現すそうじゃ
 

©中山達也

八ヶ岳連峰 SIGMA DP2Merrill

3.18.2014

赤岳と雲

昨日の朝、夜明け前に目が覚めたので八ヶ岳を見たら
うっすらと赤くなっていたので小さなカメラを持って外に出たら
ちょうどいい頃合いで赤く染まった八ヶ岳を写真に収める事が出来た。


3つある大きな頂きの一番右側が赤岳で、撮影ポイントからは小さく見えるが
3つの中では一番標高が高い山である)
赤岳の正式な名前の由来はわからないが、きっと朝焼けで赤く染まった様が
その名前の由来に間違いないと勝手に考えた。

エアーズロックもグランドキャニオンもその赤く染まった写真は
誰もが一度は見た事があると思うが、 そもそも両方とも土自体が赤い。
何時間もかけて飛行機に乗り、慣れない宿で寝不足の辛い思いをしなくても、
少し早起きをするだけで近所の山もこういった景観を見せてくれる。

そこに山があるから登るなら、ここはひとつ撮ってみようじゃないか
ということで今朝は暗いうちから車を走らせた。

ところが、残念ながら今日は急に流れの速い雲が大量に出てきて、
数枚しか赤岳の姿を捉えることが出来なかった。


これはこれでアリだとは思うが、様子を見てリベンジしたいと思う。
山を下ると下界はまだいつもの朝焼けだった。


昼食を終えた頃には、空全体が厚い雲に覆われて
今にも雨が降ってきそうになっていた。せっかく早起きして出かけたのに、
狙った獲物の邪魔をした恨めしい雲だったが、
『そこに雲があるなら、撮ってやろうじゃねえか』と思い立ち、
小雨が降り始めた中、雲に向かって無心にシャッターを押した。
奇しくも、前々回のポストでは叶わなかった
まさに『朝雲暮雨(ちょううんぼう)』な一日になった。

ただの雨雲も、とても美しかった。

(写真クリックでフルサイズで御覧下さい )






















3.15.2014

宇津井健

約20年前、カメラマンとしてデビューしたばかりの頃に、
たしかカード会社の会報誌かなにかで撮影させて頂いたと記憶している。
仕事を始めたばかりで、子供の頃からテレビでずっと拝見していた
役者さんのポートレートということで少し緊張したのが懐かしい。

ホリゾントに立った宇津井さんはとても大きかった。
明らかに鍛えていると思われたその体を、
60歳を超えているとは思えない程、優雅に動かしていた。
そして若造のカメラマンに丁寧な言葉で話しかけてくれて、
すべてををやさしく受け止めてくれた。
今思えば、カメラの前に立つ役者の姿、
プロフェッショナルの流儀のようなものを、
初めて教えてくれた方かもしれない。

もし、再び撮影する機会があったなら、
その役柄のほとんどが『いい人』だった宇津井健さんとは
少し違うニュアンスも挑戦してみたかったが、
それも叶わぬ夢となってしまった。

オヤジと同い年の方がまた逝ってしまった。
そして、また遺影が増えてしまった。

役者、お疲れさまでした。
心より御冥福をお祈り申し上げます。


Mamiya RZ67 6×6マガジン Plus-X

3.09.2014

朝雲(3/9)

かなり冷え込んだ八ヶ岳の今朝方、
窓の外を覗くとあまり見ない感じの空だったので、
シグマのDP2Mを持って外に出た。

フリースの手袋をしていても手がしびれるように冷たい空気だったが、
空全体に薄くスライスしたような不思議な雲が広がっていた。
煙草を吸うのを忘れる程、見とれてしまった。

夕方に雨でも降れば、朝雲暮雨(ちょううんぼう)な日になるところだが、
あいにく夕立はこなかった。

(写真クリックで大きな画像になります )















3.08.2014

ひまわり

昨年の夏から気になっていた八ヶ岳南麓の
とある畑にそびえ立つひまわり達が
今年の三度の大雪にも耐えて、
いまだに倒れずに在ることに少し感動した。

夏が終わったら、こっそり種を拾おうと思う。

3.01.2014

陽水トリビュート

冷たい部屋の世界地図(アウトドアVer.)


招待状のないショー


なぜか上海


いつのまにか少女は


アジアの純真


限りない欲望


心もよう


白い一日


氷の世界


青空、ひとりきり


ダンスはうまく踊れない


冷たい部屋の世界地図(インドアVer.)


娘がねじれる時
                                                     

関連ブログポスト→井上陽水