5.25.2015

Quintessence 水田の夕焼

(Quintessenceについて)

昨日の夕焼けは久しぶりに雲が色づいて迫力があった。
鏡のような水田の季節ももうじき終わる。

写真はクリックにてフルスクリーン推奨




長時間にわたるデジタル写真の調整は、目の寿命をかなり縮めていると感じる。
老眼が進行しつつあるとは言え、かれこれ10数年でこんなに疲れを感じるということは、若い人たちがデジタル写真中心で30年も熱中してしまったら、おそらく取り返しがつかないくらい深刻なダメージを受けるんじゃないかと妙な心配をしている。
一見便利なものやお手軽に感じられる様々な分野のテクノロジーが、果たして人間にとってほんとうに長期的に有益なものなのか。。最近、とても気になっている。


5.19.2015

Quintessence 海へ

(Quintessenceについて)

八ヶ岳ではそろそろ田植えの時期に入った。
つららや雪という固体を撮り始めて開始したQuintessenceは、液体や気体となった。

(写真はクリックにてフルスクリーン推奨)
長雨で物干竿に連なる雫
田植えが始まって久しぶりに用水路の底で酸素を吐き出す苔達
清里の大滝(駐車場から急な階段を下りるだけで豪快な滝が楽しめる)

この『水』を追いかけるシリーズもいつかは海に出なくてはと、チャンスを伺っていた。
先週、東京を離れる際に急に海を見たくなり、千葉に向かった。
別件の仕事で鴨川シーワールドの撮影は比較的自由に行えることを確認していたので、
『海』を狙う本気のきっかけを求めて小雨の降る鴨川シーワールドを訪れた。

もちろん狙いは『シャチ』である。トラック程の巨体が宙を舞いながら海水を激しく動かしてくれることは容易に想像出来た。
生物と水
海とシャチ
人間と動物園の生き物
写真を眺めながら、不思議な繋がりを感じずにはいられない。

シャチのおかげで、Quintessenceシリーズが仁義をきって海に出た。