8.09.2012

「企救中」北九州展閉幕


中山達也写真展「企救中」北九州展は無事に閉幕しました。
連日36度の暑さの中、御来場いただいた皆様、お花を届けて下さった皆様、
お菓子やお酒やパン・おにぎり、煙草等を差し入れてくれた皆様に
心より御礼申し上げます。
ほんとうに、ありがとうございました。
(こまかい出来事はFacebookに写真を少しあげています。右側のFacebookのアイコンから是非)







御来場くださってご挨拶をしてお茶を手渡しした後、
皆様の口数がだんだん少なくなり
真剣な顔つきになって写真と向き合っている姿がとても印象的でした。

口ではうまく言えないですが、
今回の写真たちは、単なる私自身の写真作品という枠を超えて、
見に来てくれた同級生それぞれの中に何か新しいものとして
生まれ変わったような気がしました。

そして、こころに残ったのは「ありがとう」という言葉でした。
語尾の「とう」を上げるようにして、
同級生達皆が口にする「ありがとう」を毎日ずっと聞いていました。
地元の言葉で普通に挨拶をしただけで通報されたという伝説もある、
ある意味荒々しい小倉弁をフルタイムで使いこなす同級生達が、
お茶を受け取りながら「ありがとう」
お茶のお代わりを注いでも「ありがとう」
写真を見て「ありがとう」
乾杯しても「ありがとう」
しこたま飲んで別れる時も「ありがとう」
と、自然に普通に「ありがとう」を連発する姿に不思議な感動を覚えました。
いかついイメージしかなかった小倉弁ですが、
今回の旅でもっとも代表的な小倉弁が「ありがとう↑」であることを
小倉生まれの企救中育ち48歳は、気付きました。

お酒を飲みながらの、はたからみればぶしつけな物言いも、
真剣に相手とストレートにコミュニケーションするためのものであり、
お互いを認め合うがゆえの言葉でもあることも感じました。
高校卒業後、ほとんど顧みることのなかった小倉で
いろんなことを学ぶことができました。


写真クリックで大きくなります↓

写真展でみずからの等身大の写真を見たスーパーモデルな同級生達は
居酒屋の帰りしなに、こんなに素晴らしい集合写真を撮らせてくれるやつらになっていました。


いつの日か、再び魂の叫びが聞こえたら「企救中2」に挑戦しようと思っています。

みんな、ほんとうにありがとう