5.08.2011

乙武洋匡

ネットを見ていたら彼が始球式で投げたという記事を目にした。
さっそくYoutubeで検索してみた。
ばりばり、お元気そうである。
お子さんもお二人目が昨年、お生まれになったようで、
めでたし、めでたし・・・
さすが、、、、、撮影でお会いする度に、、、
こっそり車椅子に貼ってある女の子のプリクラが変わっていただけのことはある。


爆発的に売れた「五体不満足」から2年ほど経ったある日、電話が鳴った。
講談社インターナショナルで海外版を作るための打ち合わせのアポだった。
会社に伺うと、外国人の担当者が
「なか~やまさんの、撮たしゃしん~、すば~らしいですぅ~
あれ~~を、スタジオで撮てください~」

月刊現代の撮影で銀座の川沿いで乙武さんを撮った際に、
実はとってもフランクでやんちゃな性格なのに、
いつも車椅子にきちんと座って、礼儀正しくとてもハンサムに思えてしまう従来の
媒体イメージとは違う空気の写真が撮りたくて、、、、
「持っていい?」と聞きながら車椅子から抱きあげて、そのままベンチに座ってもらい、、
万歳して頂いて撮った写真が、外国人のエディターの目に留まったようだった。

講談社の地下のスタジオで、外国人エディターが
「オ、オーバー?」な感じであっという間に撮影は終了した。

忘れた頃に、ぽつりぽつりといろんな貨幣での振り込み確認書が届いた。
スタジオで撮影した別カットも新聞広告等でときどき使って頂いた。

でもって、、またまた忘れた頃に、、、
難しい名前のところから連絡が入った。
どうやら「教科書」に乙武さんの写真を掲載したいということだった。
なぜかノーギャラということだったが、、、無事「教科書」デビューと相成った。

文科省には、いまだにおごって頂いたことはないが
いつの日か乙武さんにおごってもらうことにしよう(笑)

Hasselblad 100mm ポジ(切り抜き)